新入荷 再入荷

多くの出品物の中から、わたしが出品する商品に目を留めて頂き、ありがとうございます。約30年に渡って個人的な趣味で収集してきたヨーロッパで製作/出版された版画をご興味のある方にお譲りしたく、出品します。（商品説明）　　タイトル：　ブラックヒースのゴルファー　The Blackheath Golfer　　製作年代：　1850年頃　（Second printing）　　サイズ　：　額　　　縦　　85.0cm　　横　　64.0cm　　原画　　：　Lemuel Francis Abbott　１７９０年　　彫版師　：　Valentine Green　　作成方法：　メゾチント　　状態　　：　私が入手した時の状態のまま部屋に飾ることなく長期に渡って自宅にて保管していました。ただ、購入時にすでに額装の内枠の布にシミが散見され、作品全体としてはヤケがあり、特に余白（マージン）には多数のシミが出ています。これは、額装の内枠との接触による経年劣化のシミと考えられ、その為、本額での鑑賞には支障のないものとなっています。印刷時のプレートマークも確りと残っています。　額装に関しては、四隅のうち、下の左右が写真の通り若干の隙が見られます。また、額全体の写真では光の関係で木枠の色が濃い茶色のように見えますが、実際は四隅の拡大写真のように明るい木肌ですのでご留意願います。（作品説明）　　本作は、肖像画家であるL.H.アボットによる絵画作品をヴァレンティン・グリーンがメゾチント版刻したもので、1790年の最初の版から半世紀後の第2ステートとなります。ただし、よく巷で見かける20世紀の後摺り版のような縮小サイズではなく、ほぼ原画に近いサイズで制作されたものです。　　下段の余白のメッセージの通り、英国の有名なゴルフ場であるブラックヒースの会員ゴルファーに対して敬意を表して描画された作品で、当時のゴルファーの容姿、使用しているゴルフセット、そしてゴルフ場の様子が生き生きと伝わってきます。メゾチントは、絵画同様に柔らかなタッチを版画で表現するという17世紀末に開発された画期的な手法であり、本作品はその代表的なものらしく、書籍「PRITECH　今、甦える文字と印刷の歴史」の「ディーラーと銅版画」の中で紹介されています。#ゴルファー #カントリークラ…