江戸初期 2024 古高取 内ヶ磯窯 徳利 古唐津 朝鮮唐津

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商品情報

江戸初期 古高取 内ヶ磯窯 徳利

□商品詳細 (寸法)
高さ 約17.5センチ
最大幅 約10センチ
(素人寸法です。多少の誤差はご容赦下さい。)
(状態)
口辺全体が欠けています。
他、目立つ傷やカセなどもありません。
(概要)
江戸時代初期、古高取、内ヶ磯窯の徳利です。
窯の中で、偶然、横倒しになって生まれた見事な景色で、古高取だけではなく、周辺の同時代の唐津系の窯を含めても、これだけ、表情豊かな釉景の徳利は、ほとんど無いのではないかと思います。
基本は、飴釉と鉄釉の流し掛けですが、偶然、窯の中で倒され、下の方が灰に埋もれたことが、複雑な景色を生み出しています。
横倒しになったため、飴釉と鉄釉の境界で、通常とは逆に、下から上に湧き上がるような釉景が出ていて、金色の波飛沫のような唯一無二の見事な景色を作っています(写真1,2枚目)。
また埋もれた灰が自然釉となって、艶消しの渋味のある深い景色や、高台近くの自然釉の玉など、周辺で様々な景色を作っています(写真7枚目など)。
徳利上部には、細かい点状の窯変があらわれて、キラキラ光る部分もあって、この徳利の大きな見所になっています(写真6枚目)。
高台は、一見、古唐津そのものですが、鉄分を多く含んだ、固く、密度の高い土味で、高台のよく焼けた緻密な土味も、大きな魅力です。
手に入れた時、口部分には、なおしがついていたのですが、形が気に入らなかったので取り外しました。
改めて、なおしを依頼しようとしたら、半年以上かかるということだったので、その時は止めたのですが、その後、勝見允男さんの志野織部の口欠け徳利の写真を見て、このままの方がよいように思い、そのままにしてあります。
知名度の低い古高取なので、その真価がわかりにくいかもしれませんが、唯一無二の得難い魅力を備えた徳利だと思います。
1~4枚目の写真は、小さく、陰になったりして、細部がわかりにくいですが、5~9枚目の写真では、実際手に取った時の、この徳利の魅力が比較的よくあらわれていると思います。
参考資料は、根津美術館「大名茶陶-高取焼」展図録の内ヶ磯窯の作品です。いずれも、二種類の釉薬の組み合わせや、釉薬の二重掛けです。
左下の茶碗は、鉄釉と藁灰釉の重ね掛けで、3枚目~5枚目の写真の参考です。飴釉も鉄釉の一種で、埋もれた灰が溶けて釉薬になったためか、釉景が似ています。 □注意事項 他にも出品しておりますので、よろしければご覧になって下さい。
その他の出品はここをクリックして下さい。
極力品物に忠実に撮影しようと思っていますけれども、色の再現が思うようにいかない場合もありますので、ご承知おき下さい。
疑問等ございましたら、入札前にお気軽にご質問下さい。
+ + + この商品説明は オークションプレートメーカー2 で作成しました + + +
No.202.001.006

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