camera lucida カメラルシダ フランスアンティーク 19世紀 美術史 2024 科学史 写真史 光学器具 考古学 インテリア オブジェ 古典絵画

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カメラ ルシダ(光学器具), W.H.Wollaston, ウォラストンプリズム

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精確な肖像画や厳密な透視図法に適う風景画、図版の複製などに使う非常に美しく便利な道具です。

本品はフランスのOEM品として、著名な光学メーカーの1850年頃の製品カタログにも掲載されており、また、フランスのオークションで幾度か同じ物を見たことがあります。カメラルシダは時期ごとに主流となった設計がありますが、本品は少なくとも1870年以前の製造(150以上年前)と考えられます。

最も普及したChambre Claire Universelleも日本ではまず入手不能ですが、それ以外のタイプのものは欧米でも珍しく、本品は情報が無かった物です。

本品のプリズムは製造時の状態を保っており、機能は完全な状態です。

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使い方は、プリズムエッジを真上から覗き込み、手元の画用紙上に、前方の風景や静物、人物などの被写体がうっすらと投影されるように視えるため、この輪郭を写しとることができるというものです。

また、伸縮ロッドに設計または製造上の不具合がありましたが、正常に機能するよう、外観からは分かりにくい部分に鹿革(セーム革)を挟んで正常化を実現しています。

2枚の固定ガラスプレートはNDフィルターのようなもので、露出を調整できます。

このカメラ・ルシダの場合は、焦点距離補正レンズが2枚付属しています。
器械式度数計で検査したところ、それぞれ、SPH +2.0 D, +3.5 D 相当の数値になりました。ただしガラスではありますが、厳密な材質(屈折率)は不明です。

補正レンズは、ウォラストンプリズム筐体のスリットと並んで、風景画やポートレート、静物画など被写体まで距離がある場合に、焦点距離を補正し、小さなスケッチを画くことを容易にします。

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私はLucidaの発音について以前言及したことがありました。
訂正も含めてここに記します。

新たに分かったこととして、Lucidaの発音を、イギリス英語ではルシダ、北米英語ではルシィダ/ルチダとする傾向がありました。(英語では超母音は使われないため小字のィとしています)

ただしそれぞれは飽く迄も傾向であり、実際には混合状態で、例えばカメラ・ルシダ調査の第一人者であるシカゴ美術館附属大学准教授パブロ・ガルシア(ヒスパニックの米国生まれ米国育ち)は過去のプロモーション動画でカメラ・ルシダと発音しています。

Camera Lucidaはもともとラテン語に由来する単語で、発祥は1807年以降のロンドンなので、イギリス英語での発音を正規であるとするのが自然かなとは思いますが、イギリス内でも発音が複数あり、私の調査能力では手に余ると感じました。

ちなみに、イタリア語、ドイツ語ではルチダ、フランス語ではルシダを確認しています。


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